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2019.09.11

ウイングトラベル

ジェットスターJ、過去最高売上も最終益減

燃油高騰や自然災害影響、4期連続黒字確保

 ジェットスター・ジャパンが9月10日に発表した2019年6月期決算(2018年7月〜2019年6月)によると、営業収入は前年同期比6.2%拡大した605億円と、過去最高を更新。しかしながら利益面では営業利益が6.2%減少した10億6400万円、経常利益は13.4%減少した9億4500万円、当期純利益は4.1%減少した9億1400万円と減益となった。これは燃油費の上昇や自然災害による影響を受けたため。減益決算とはなったとはいえ、同社は4期連続で黒字を確保することに成功したかたちだ。
 同日、都内で開いた記者会見においてジェットスター・ジャパンの鈴木明典CFO(財務本部長)は、「原油相場の上昇や機材数増加に伴う機材費の増加などがあった」と、費用が拡大したことに言及。それでも「LCCとして経費削減の取り組みを推進したことで、営業損益は前年とほぼ同水準だった」と振り返った。経常利益ベースでは、「外国為替相場変動による評価損などがあった」とことも明かした。

 

※写真=記者会見する片岡社長(左)と鈴木CFO