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ボーイングCEO、NMA「リスク削減とビジネスケースで大きな進捗」
「ローンチ決定はまだ」、高まる期待も「決定急がず」
ボーイングのデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は9月11日、ボーイングがローンチすることを検討中のNMA(New Midsize Aircraft)について、「NMA専任チームにおいて、リスクの削減とビジネスケースで大きな進捗を遂げている」ことを明かした。ただ、一方で「(ローンチの)決定を下す段階にはない」とコメントした。
NMAのローンチは長らく市場で注目の的となっているが、そうしたなかで737MAXの墜落事故が発生し、MCASソフトウェアに問題があることが明らかになるなど、ボーイングとしては完全にNMAをローンチするタイミングを逸してしまったかたちだ。
ボーイングではMOM(Middle of the Market)について、市場規模は約5000機と試算。そうしたなかエアバスは今年6月、このMOM市場をターゲットにA321LRの航続距離を延長するA321XLRを正式にローンチすることを発表した。