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2019.09.18

WING

レイセオン、新空対空ミサイル「ペリグリン」を発表

小型、低コストで現有機に2倍の搭載数可能に

 レイセオンは9月16日(米西部時間)、新型で小型、低コストの「ペリグリン」(Peregrine)と名付けた空対空ミサイルを開発中であることを明らかにした。「ペリグリン」はサイズとコストが現用の中射程空対空ミサイルの半分でありながら、より長い射程と威力を発揮するという。小型、軽量、低コストのため、現用戦闘機のミサイル搭載数を2倍にすることが可能で、航空優勢確保に有効なソリューションを提供するものだとしている。
 同ミサイルは、ドローン、有人航空機、巡航ミサイルといった経空脅威に対して用いられる小型、高速、軽量の空対空兵器であり、旧世代の中射程空対空ミサイルに比べ、より高速で運動性が高いという。洗練された小型化した誘導システムは、昼夜間いかなる気象条件でも目標を探知し、追尾できるとしている。

 

 ※画像=F-22から発射される「ペリグリン」空対空ミサイルのイメージ図(提供:レイセオン)