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河野防相、高級幹部会同で防衛大臣就任に意欲
「全身全霊を持って困難に立ち向かう」
河野太郎防衛大臣は9月17日の第53回自衛隊高級幹部会同で述べた訓辞で、日本の安全を確保するため「最終的な担保は日本自身の防衛力にほかならない」と強調。さらに、自身が11日の内閣改造で防衛大臣の就任間もないことから「防衛大臣として、全身全霊をもって困難に立ち向かう決意」だと述べて、日本の安全保障環境を司ることに意欲を示した。続けて河野大臣は集まった自衛隊幹部に対し、「日本と世界の平和と安定のため、そして国民を守るという崇高な任務の遂行のため、一層の奮励努力を期待する」と述べた。
河野大臣は、約25万人の自衛官に対して「今日も大勢の隊員が、警戒監視をはじめさまざまな任務に、そしていざというときのための訓練に当たっている」と述べると、自衛隊が国民から信頼されていると説明した。台風15号によって大きな被害を受けた千葉県への視察では、給水や入浴の支援、倒木除去などにあたる隊員を激励したとして「いざというときに駆けつけて、被災した人に寄り添い、助ける自衛隊員一人ひとりの姿が、国民からの信頼をさらに堅いものにしている」と話した。また、2016年に発生した熊本の震災では当時、防災担当大臣をしていたとして、当時の自衛隊による援助を振り返ると「復旧に向けて力強い支援を続けてもらったこと、今でも感謝している」とした。
自衛隊組織、専門家の確保・教育重要に
日米同盟が安全保障の要、米国と関係さらに強化
※写真=自衛隊幹部へ訓示を行う河野大臣