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三菱航空機、カナダ・モントリオールに新拠点開設
最大100名規模、まずは型式証明取得や運航準備作業に特化
三菱航空機は9月19日(モントリオール現地時間)、カナダケベック州モントリオールに、「スペースジェットモントリオールセンター」を開設したことを発表した。三菱航空機によれば、この新拠点を通じてまずは2020年半ばの就航に向けて開発中の「M90」の型式証明取得作業および運航開始に向けた準備を進めていく。なお同センターの代表には、三菱航空機のジャン・ダヴィッド・スコット氏が就任した。スコット氏はもともとボンバルディアやプラット&ホイットニーに在籍するなど航空機産業界で活躍。数年前に米国三菱航空機に入社して、プログラムマネージャーとしてプラット&ホイットニーやCAEなどといったサプライヤーのマネージメントに従事していた。
三菱航空機の水谷久和社長は「グローバル市場を持つ日本企業として、三菱スポエースジェットファミリーを成功に導くために、強固なグローバルプレゼンスを構築する」と、新拠点の開設について説明。さらに、アレックス・ベラミー最高開発責任者(CDO)も「名古屋、米国ワシントン州を含む主要なグローバル拠点を強化する」とし、「6月にスペースジェットファミリーを立ち上げて以降、市場から非常に前向きな反応を得ている。エアラインパートナーや顧客を全面サポートするためのチームを構築することに引き続き注力する」との考えを示した。
※写真=新拠点でスペースジェットの型式証明取得を進める