ウイングトラベル
未来の出張旅行を予測
ACTE、東京でフォーラムを開催
ビジネストラベルを専門とした会員組織「ACTE(Association of Corporate Travel Executives)」主催の「東京エデュケーションフォーラム」が開催された。航空会社や、TMC(Travel Management Company)、インハウスなど法人系の旅行会社、また旅行系のITソリューションプロバイダーや、購買部など出張を統括する企業担当者が参加。ビジネストラベルを取り巻く現況や今後について紹介、議論した。
このうち「出張体験の未来:旅行業界における技術革新」のセッションでは、講演者にアマデウス・ジャパン青山大作セールスマネージャーを迎え、「テクノロジーの変化は『出張体験』に変化をもたらす」をテーマに、未来の出張旅行にどのような変化が想定されるかを紹介した。青山氏は「テクノロジーは出張体験に効率化をもたらす」と述べ、その3つの要素として、「音声認識」と「スーパーアプリ」、「5G」を挙げた。
音声認識においては、アマデウスが未来の旅行形態を提案する「The Future of X」プロジェクトの内容を交えながら、スマートスピーカーを使った航空券予約について説明。青山氏は「パソコンやモバイル機器を開くことなく、音声だけで航空券の予約手配ができ、フライトの発着時間や変更などの情報も入手できるようになる」と、そのメリットを紹介した。
NDCやホテルでのモバイル体験
日本特有の障壁も、パネルディスカッション
※写真=パネルディスカッションの様子。左からアマデウス青山氏、GBT NTA滝田氏、JAL大山氏、マリオット勝野氏