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2019.09.24

ウイングトラベル

2018年の沖縄修学旅行、2年連続で減少

私立高校の減少響く、2455校・42万9224人に

 沖縄県は9月18日、2018年(1〜12月)の沖縄修学旅行の入込状況調査結果を発表したが、校数は前年比0.8%減(20校減)の2455校、人数は0.7%減(2910人減)の42万9224人と、2年連続で減少した。小中学校では校数が伸びた反面、全体の7割近いシェアを占める高等学校で校数が1.2%減、人数が1.5%減少したのが響いた。既報の通り、2017年度の高校の海外修学旅行は15年度比で校数が4.5%増、人数で9.1%増と伸びており、高校の修学旅行で海外志向が強まっていることも影響したものとみられる。
 沖縄県の調査によると、沖縄の修学旅行は2005年に初めて40万人を突破して以降、年間おおむね2500校前後、40〜45万人程度で推移している。過去5年間では、2014年の2555校、45万959人が最も多く、その後は2016年を除いて減少傾向にある。2017年は校数が1.6%減、人数が2.3%減だったが、2018年は校数0.8%減、人数0.7%減と、減少幅は減ったかたちだ。
 内訳をみると、小学校と中学校では校数は増加したが、小学校は校数が増加した反面、人数は減っており、少子化の影響が出ている。小学校は27校(8.0%増)、1309人(5.6%減)、中学校は741校(3.6%増)、9万6736人(3.4%増)だった。

 

※写真=沖縄修学旅行の入込状況の推移(沖縄県の調査結果より)