ANA・東京海上日動、日本初の悪天候時キャンセル保険

5日前から実質負担ゼロでキャンセル

　全日空（ANA）と東京海上日動火災保険は9月20日、悪天候によって欠航の恐れががあると判断し、航空券をキャンセルした際に発生する取消手数料と払戻手数料を補償するキャンセル保険「そらもよう」を共同開発した。航空券のキャンセル保険の販売は、日本で初めての試み。10月1日からANAウェブサイトを通じて販売を開始する。
　従来は搭乗日直前に運航への影響がある可能性があると判断された場合には、取消手数料および払戻手数料免除で航空券のキャンセルが可能だったが、多くの利用者から「余裕をもって旅行の実施可否を検討したい。もっと早めに取消手数料の免除ができないのか」という声があった。そうした声に応えるべく、ANAは東京海上日動と共同で保険を開発した。
　この「そらもよう」に加入すれば、悪天候によって欠航の恐れがあると判断した場合、5日前から実質的な負担はゼロで航空券のキャンセルが可能となる。さらに、搭乗予定便が悪天候により遅延・欠航となった場合は、代替交通機関や宿泊費など予定外の追加費用の補償として、一律1万円を支払う。急な出張等によってキャンセルした場合の取消手数料および払戻手数料も補償対象となるという。
　なお「そらもよう」はANAのウェブサイトにおいて、航空券の購入完了画面、または予約確認画面から簡単に申込み手続きが可能だ。
■ANAキャンセルサイト
:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/prepare/insurance/