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2019.09.25

ウイングトラベル

日本空港ビル横田社長、東京五輪に万全の体制

羽田第一印象「大会の成否左右するほど重要」

 日本空港ビルデングの横田信秋社長はインタビューに応じ、1年後に迫る東京2020大会に向けて「日本の空の玄関口である羽田空港での第一印象・体験は、東京2020大会の成否を左右するほど重要だと認識している」と話し、ターミナルビルのイメージアップに特に力を入れて取り組む姿勢を示した。
 羽田空港は、言わずもがな日本の空の主要玄関口だ。東京2020大会ではもちろん、大会以降も多くの国際線旅客を迎えることになる。海外から日本へやって来る旅客が最初に到着するのが国際線ターミナルであり、このときの第一印象が、日本のイメージを決定付けてしまうのだ。
 羽田空港は、国と民間の所有が混在している施設であり、「官民一体となったサービスやおもてなしがとても重要なテーマだ」と語った。東京2020大会では、開催前から短期間のうちに旅客が集まることになるので、ターミナルビルとしては、大会関係者だけでなく一般旅客も含め、すべての利用者が円滑に移動できるように、万全の体制で臨みたいという。大会本番まで365日を切った今、旅客サービスとして「求められるイメージ像をしっかり受け止めて、受け入れ体制についての準備をしていかなくてはいけない」と述べて、喫緊の課題として取り組む考えだ。

 

 おもてなし、賑わい創出重視、清潔さ徹底
 成田と一体対応必要、内際で分かりやすさ追求
 羽田リスク管理世界一、いかなる事態も機能継続
 グループ直営店舗多い羽田、店舗スタッフが保安要員に
 羽田の進化は止まらない、さらなる機能強化議論必要

※写真1=日本空港ビルデングの横田信秋社長

 

※図=第2ターミナルビルの国際線施設予想図(提供:日本空港ビルデング)