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2019.09.26

ウイングトラベル

UALフークス副社長、来春の羽田新路線に期待

羽田5路線と全米・日本国内ネットワーク構築

 ユナイテッド航空(UAL)のマセル・フークス国際営業担当副社長がこのほど来日し、来春に就航する計画の羽田新路線を中心に日本市場の事業展開などについてインタビューした。フークス副社長は、政府認可を条件に、来年3月29日から新たに羽田−米本土4路線を開設することで、羽田−米本土間は5路線となり、ANA国内約40都市−羽田空港−米ハブ5空港−UAL全米約300都市が接続され、日米両国のアウトバウンド・インバウンドのビジネス、観光交流拡大に貢献できることを強調した。
 フークス副社長は羽田での新たなサービス展開を「非常にエキサイティング」と表現し、「UALは羽田−サンフランシスコ線を現在、毎日運航しているが、来春からはシカゴ・ロサンゼルス・ニューアーク/ニューヨーク、ワシントンの4路線が加わり、羽田から5都市に毎日運航することになる」と述べた。

 

 羽田と成田がハブ空港、多くの選択肢提供
 成田−米本土5路線継続、全米・中南米カバー

 また、同フークス副社長は羽田空港とともに成田空港の重要性を指摘。「羽田と成田は補完関係にある。お客様に多くの選択肢を提供するともに、利便性の高いサービスを提供する」と強調した。
 「羽田にサービスを拡大することは大変うれしいが、一方で、成田が重要なハブ空港であることはこれからも変わらない。羽田の新サービスが始まっても、成田からサンフランシスコ、ロサンゼルス、デンバー、ヒューストン、ニューアーク/ニューヨークの米本土5路線とホノルル線、グアム線を継続する。多くのスタッフも成田に常駐し、今後も運航を継続する」と明言した。

 

 グアム線運航はUALの大きなアドバンテージ
 UALを身近に、ハワイ・米本土路線につながる

 その上で、フークス副社長は、「米本土路線とともに、重要なビジネスとしてミクロネシア・グアム路線があり、大きなアドバンテージ」と強調した。「UALは日本の成田・中部・関西・福岡の4空港からグアムへ運航している。太平洋路線だけでなく、ミクロネシア線を運航していることが、我々の日本でのプレゼンスをより大きくしている。グアム線を運航することでUALに親しみを持っていただき、それがハワイ、米本土線の利用につながる」と述べ、グアム線やANAとの関係によりUALが身近に感じられることの重要性を強調した。

 

 ANAと共に強大な路線ネットワーク構築へ
 旅行会社と強固な関係構築し新たな段階へ
 羽田新サービスで社員も新たなチャンス
 「ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ」展開
 「プレミアム・プラス」2020年末に搭載完了

※写真=インタビューに答えるユナイテッド航空マセル・フークス国際営業担当副社長