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2019.09.27

ウイングトラベル

仏オクシタニー地方議長が観光PRで来日

本からの直行チャーター便継続へ意欲

 フランス南西部オクシタニー地方ピレネー・メディテラネ地方圏議会のキャロル・デルガ議長が来日し、9月26日に都内で記者会見を行った。会見でデルガ議長は「日本市場はオクシタニー地方の観光にとって非常に重要」とした上で、日本人旅行客誘致に向けて積極的な活動を行っていく方針を明らかにした。日本市場でまだ知られていない観光素材を積極的にアピールしていくほか、受入環境の向上へハード・ソフト両面で取り組みを強化していく。さらに今年5月にエールフランス航空(AFR)によって運航された成田−トゥールーズ間の直行チャーター便について触れ「今回結ばれた絆を大事にしていき、前に進んでいきたい」と述べ、今後も日本からオクシタニー地方への直行便継続に向けて尽力していく考えを示した。
 デルガ議長は「オクシタニー地方は8カ所の世界遺産を始め、数多くの名所旧跡がある。また、400以上の街でフェスティバルが開催されているなど多彩な観光資源が存在する。さらに、美食の地域としても知られているほか、ラグビーも盛んで、現在開催されているラグビーワールドカップ日本大会でもフランス代表が出場しているが、代表選手の3割がオクシタニー地方の出身だ」と述べ、豊富な観光素材やスポーツが盛んである点をアピールした。

 

 新たな観光素材や最新技術を積極的にアピール
 ラグビーなどスポーツツーリズムも拡充へ

 オクシタニー地方への日本人旅行者の訪問状況については「長距離ということもあり、一気に増えるとは思っていないが」と前置きした上で「本物のフランスを感じてもらうためには、地方を訪れることが一番だ。ただ、日本人はパリ周辺だけを訪問するケースが多い。そうした観光客をいかにオクシタニーを始めとした地方に誘致していけるかが課題だ」と述べた。

 

 

※写真=記者会見を行うオクシタニー地方ピレネー・メディテラネ地方圏議会のキャロル・デルガ議長