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河野防相、辺野古視察で軟弱地盤新工法に自信
専門家を集めた技術検討、普天間早期返還へ
河野太郎防衛大臣は、去る9月29・30日に沖縄県を訪問して、地元自治体首長および在沖米軍四軍調整官と面談を行うとともに、キャンプ・シュワブの辺野古地区などを視察。29日の会見では、普天間飛行場の辺野古移設を巡る問題などに触れた。軟弱地盤に関する課題については、「かなり経験豊富な工法で、安定して工事が進められると聞いている」と説明して、協議が順調なことを示した。
防衛省が開く技術検討会では、土木技術専門家から工法など助言を求めているところ。しかし地元など一部からは、技術検討会メンバーの多くが国の機関に関わっているため、客観的な判断などについて、懸念が示されている。河野大臣は、同検討会設置の目的が、辺野古移設に関する技術的問題を確認するためだと説明。「その道のプロであり、しっかりと意見が得られる」と述べ、客観性のある意見が得られているとした。また、新たな工法など設計変更を行う時期などについては「はっきりした段階で申し上げたい」として、今後決めていく考えだ。
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