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DJI、精密農業と環境管理用のドローン開発
園場全域植生や健康管理・害虫・土壌被害など測定も
DJIは精密農業と環境管理を目的に設計したマルチスペクトルイメージングドローン「P4 MULTISPECTRAL」を開発したことを発表した。「P4 Multispectral」は、6つの個別のセンサーからの取得データを組み合わせることによって、それぞれの作物から圃場全域の植生まで健康状態を調べ、さらに雑草や害虫被害、土壌の状態なども測定することができるという。同社は開発した「P4 Multispectral」は、使いやすい農業ドローンアプリケーションの新たな基準を確立するドローンだと強調している。
DJIからすれば、今後大きな市場に成長することに期待しているのが農業分野のドローン市場だ。一部シンクタンクは、農業ドローン市場は2019年の12億ドルから2024年までには4倍の48億ドルに成長すると予測しており、こうした急速な成長需要を取り込みたい狙いだ。
※写真=DJIが精密農業と環境管理を目的に開発した「P4 MULTISPECTRAL」(提供:DJI)