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2019.10.02

WING

河野防衛大臣、中国に対し透明性確保を改めて求める

韓国F-15Kの竹島上空飛行は外務大臣通じて抗議

 河野太郎防衛大臣は10月1日、防衛省内で定例会見を開いた。河野大臣からは冒頭、台風15号に係る災害派遣の状況や国連野外衛生救護補助員課程(UNFMAC試行訓練)に陸上自衛官2名の派遣すること、北朝鮮の瀬取り対策としてカナダが4回目の航空機のアセットを派遣することの3点を報告した。
 台風15号に係る災害派遣では、ブルーシートの展帳も要請あった家庭については9月30日までに作業を終えているとして、今後は撤収要請がでるまで派遣規模を1000名程度に縮小することを方針を示し、UNFMAC試行訓練への自衛官派遣については、外務大臣時代に医療訓練への支援を日本が行うと述べていたことから、PKOが抱える課題に貢献していくとした。また、北朝鮮の瀬取りに関し、4回目の派遣を行うカナダ政府に対し感謝の言葉を述べた。
 河野大臣は中国建国70周年の軍事パレードに関連して、この10年間で公表されているだけで工房予算は2倍から2.5倍になっていると指摘し、日本の4倍以上の国防予算という状況下で中国の軍事ドクトリンや予算の使われ方といった透明性の確保を改めて求めた。

 

※写真=河野太郎防衛大臣は10月1日の定例会見で中国に対し改めて透明性を確保する様求めた