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ANAHD、大分・地無垢島でドローン物流実証
2021年2月以降に定期飛行化へ
ANAホールディングス(ANAHD)は10月1日、大分県津久見市地無垢島を舞台としたドローン物流の社会実装実証に参画することを発表した。大分県のciRobotics社を代表企業としたプロジェクトチームにANAHDが参画。離島地域などにおける試験運航や事業化に必要となる事業環境の整備を行うドローン物流社会実装関連事業を公募に応募した結果、ANAHDが参画するプロジェクトチームの提案が採択された。プロジェクトチームは今年度から2カ年に亘って、地無垢島でドローンの機体性能向上やドローン物流のオペレーション遠隔・省人化、ドローンの飛行・運行管理における安全性向上など、実証実験を実施する。その後、2021年2月以降には定期飛行を実施することを計画しており、そのための事業環境整備を進めていく方針だ。
大分県は現在、「先端技術への挑戦」をテーマに、ドローンによる買い物弱者支援やスマートモビリティによる高齢者の移動手段の確保などの先端技術を活用した地域課題の解決を積極的に推進している。そうしたなか、少子高齢化や過疎化が進み、日常の買物が困難な地域での生活を守るため、ドローン物流の実現による課題解決を目指し、離島地域等での試験運航や事業化に必要となる事業環境の整備を行うドローン物流社会実装関連事業を公募していた。