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ANA8月実績、国際線利用率は0.6ポ減の81%
北米・ホノルルなど好調もアジア/オセアニア方面が低調
全日空(ANA)が発表した8月の旅客輸送実績によると、国際線の平均利用率は前年同月比0.6ポイント減少した81%だった。一方、国内線の平均利用率は0.3ポイント上昇した78.7%だった。
国際線はA380を投入して新たな戦略を展開中のホノルル線など、北米・ホノルル方面の旅客数が前年比13.2%増加したことのほか、欧州方面の旅客数も8.2%増加したことなどが後押しした。ただ、アジア・オセアニア方面は6%の前年割れの数字となり、全体旅客数は前年比0.6%減の93万3245人だった。ちなみに、座席キロ(ASK)は5%増加した59億6296万座席キロに、旅客キロ(RPK)は4.2%増えた48億3220万1000人キロだった。
一方、国内線旅客数は1.6%増加した406万4775人だった。座席供給量を表す座席キロベースは0.9%増加した48億4926万1千座席キロとなり、需要を示す旅客キロは1.3%増加した38億1550万0人キロだった。
※写真=ANAの8月実績がまとまった。国際線はA380を投入したホノルル線など北米・ホノルル方面が好調に推移