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カンタス、A380客室改装機が運航開始
数百万豪ドルかけ、20年末までに12機全機に実施
カンタス航空は10月1日(シドニー現地時間)、A380型機の客室改装を行った初号機が運航を開始したと発表した。
この改装では、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスはスペースを拡充しシートを新型のものに刷新。ファーストクラスとエコノミークラスではシート更新を行うとのことで、カンタス航空が保有する12機のA380型機全てに実施する。カンタス航空は2019年末までにさらに2機の改装を予定しており、今後は残り11機の改装を数百万豪ドルをかけて行い、2020年末までに終える予定だ。
改装の具体的な内容としては、従来のスカイベッドに代わりカンタス・ビジネススイートを導入し、1-2-1の座席配置として前席直接通路にアクセス可能とするほか、プレミアムエコノミークラスにはカンタスドリームライナーで初導入したシートを採用して座席数を35席から60席に増席する。また、ファーストクラスとビジネスクラス利用者向けの機内ラウンジは最大10名が座れる様にスペースを拡大。ファーストクラス14席は身体に馴染む様デザインしたクッション仕上げのシートを新たに導入し、大型高画質モニタ-を設置する。さらに、エコノミークラスは客室の内装色を一新して機内エンターテインメントの機能を改良したとのことだ。
※写真=ファーストクラスには身体に馴染む様デザインしたクッション仕上げのシートを新たに導入するほか大型高画質モニタ-を設置(提供:カンタス航空)
※写真=ビジネススイートは1-2-1の座席配置として前席直接通路にアクセス可能に(提供:カンタス航空)
※写真=プレミアムエコノミークラスにはカンタスドリームライナーで初導入したシートを採用して座席数を35席から60席に増席する(提供:カンタス航空)
※写真=機内ラウンジは最大10名が座れる様にスペースを拡大する(提供:カンタス航空)