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2019.10.07

WING

国交省、アフリカ豚コレラなどの水際対策強化へ

機内アナウンスや空港での靴底消毒など支援も

 国土交通省は10月4日、アジア各地で蔓延する豚コレラおよびアフリカ豚コレラへの対応を強化することを決めた。日本における水際対策を強化することで国内への侵入を阻止すべく、内閣官房、農林水産省などの関係省庁と緊密に連携していく方針だ。
 そうしたなか国土交通大臣指示として、航空事業者、海運事業者、旅行事業者などに対し、外国からの旅客・旅行者の違法な肉製品の持込の防止に関する機内アナウンス、ポスター掲示などの広報活動の強化を求めるほか、空港及び港湾施設における靴底消毒、車両消毒、家畜防疫の強化といった水際対策の徹底について必要な支援を行うことも決めた。
 また、旅行事業者などに対し、豚コレラ及びアフリカ豚コレラは豚・イノシシの病気であり、人に感染するものではないとの正確な情報の発信を徹底させることも指示した。
 その他、都市公園及びキャンプ場の管理者に対し、ごみの放置禁止を求めるなど、農場へのウイルス侵入防止策を強化する。