ミャンマー国軍司令官、山崎統幕長を表敬

防衛協力関係の更なる強化を望む

　統合幕僚監部では10月9日、ミャンマー連邦共和国国軍司令官のミン・アウン・フライン上級大将が山崎幸二統合幕僚長を表敬訪問した。
　今回の訪問は山崎統幕長の招待によるもので、訪問期間中は陸上自衛隊の部隊を研修するほか、10日には河野太郎防衛大臣への表敬も行うとのこと。なお、ミン・アウン・フライン上級大将の公式訪問は今回で3回目となる。
　9日の山崎統幕長表敬では、特別儀じょう隊による栄誉礼・儀仗を受けた後、懇談を行った。懇談では山崎統幕長から、自由で開かれたインド・太平洋のビジョンの下、関係各国と防衛交流を続けていると述べた上で、「地域の平和と安定、世界の繁栄のために、ミャンマー軍と自衛隊の能力構築についても様々な面で交流を深化・拡大していきたい」との考えを示した。
　これに対し、ミン・アウン・フライン上級大将は、今回の招待に対する感謝を述べつつ、「地域の安定、世界の安定・平和のためにも（日本と）ミャンマー国軍として協力してゆきたい」と語った。また、「両国の協力関係はより深化しているものと認識している。ミャンマー国軍人に対する研修や留学機会もさらに推進して頂き、自衛隊とミャンマー国軍との防衛協力の関係を更に強化したい」として、自衛隊との防衛交流を歓迎すると述べた。

※写真＝ミャンマー連邦共和国国軍司令官のミン・アウン・フライン上級大将が山崎幸二統合幕僚長を表敬訪問した

※写真＝懇談では、自衛隊とミャンマー国軍との防衛協力の関係を更に強化したいと述べた

※写真＝栄誉礼・儀仗の様子

※写真＝ミン・アウン・フライン上級大将は3回目の公式訪問となる。山崎統幕長も陸上幕僚長時代の2018年1月にミャンマーを訪問している