ANA、成田で自動追従電動車いすの実証実験

来年度本格運用目指す、乗り継ぎ移動などスムーズに

　全日空（ANA）は10月9日、自動で前の車いすを追従することができる電動車いすの実証実験を、成田空港で開始したことを発表した。この実証実験では、国際線乗り継ぎ客を対象としており、来年以降の本格運用をスタートする。実証実験は10月9日から11月28日までを計画しているという。
　実証実験に投入する自動追従電動車いすは、前方を走行する車いすをコンピュータ制御で自動追従するもの。複数のセンサーで車いすの隊列の間を横切る人や障害物を検知することで、車いすに乗る方と周囲の方、そして施設内利用にお ける安全性を確保することができる。さらにコンピュータ制御によって自然な加速や減速が行われ、快適な乗り心地を提供するとしている。

※写真＝ANAが成田空港で自動追従電動車いすの実証実験（提供：ANA）