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2019.10.11

WING

エア・ドゥ、航空機購入資金を協調融資で調達

9月導入の767-300ER型機で、資金調達手段の多角化図る

 AIRDO(エア・ドゥ)は10月10日、2019年9月に導入した767-300ER型機の購入資金を協調融資(シンジゲート・ローン)で調達したと発表した。
 このシンジゲート・ローンは、日本政策投資銀行(DRJ)と北洋銀行を幹事金融機関とし、北海道銀行と北海道信用農業協同組合連合会が参画した計4行で組成したもの。融資に当たっては、社員に対する健康配慮の取り組みを評価・選定して融資条件を設定する「健康経営格付」の専門手法を導入した「DRJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」でエア・ドゥを評価したとのことで、航空会社としては初の適用事例となった。
 エア・ドゥは、今回の767-300ER型機の導入で767-300/300ER型機6機、737-800型機8機の計14機体制となったが、今年5月に策定した「2019~2023年度中期経営戦略」の中で、2023年度を目処に767型機の一部退役に合わせた新機材の導入を検討するとしているところ。このため、エア・ドゥはシンジゲート・ローンで767-300ER型機の購入資金を調達した理由を、「新機材の導入を見据え、資金調達の多角化を図るため」としているほか、「北海道の翼」として金融面でも北海道の金融機関に参画してもらう事が大切との考えを示している。