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小型全天球カメラが撮影した宇宙船外静止画・動画公開
リコーとJAXAが公開、「こうのとり」8号でISSに輸送
リコーと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が10月17日、両者で共同開発した小型全天球カメラが、宇宙船外での360°の全天球静止画・動画の撮影に成功したことを発表した。その小型全天球カメラが撮影したデータを同日、公開に踏み切った。このカメラは民生品をベースに開発したもので、宇宙で使われる世界最小の360°カメラ。そのサイズは幅44ミリ、高さ13ミリ、奥行22.9ミリ。民生品の360°カメラが宇宙船外で全天球型の撮影を行ったのは国内で初めてだという。
共同開発した小型全天球カメラは、小型衛星光通信実験装置「SOLISS」の2軸ジンバル部の動作確認のためのモニタカメラとして採用。今年9月25日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機で国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届けられ、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームから360°の全天球静止画・動画の撮影を実施していた。
・JAXA デジタルアーカイブス http://jda.jaxa.jp/
・THETA LAB https://www.thetalab.ricoh/article/2651/
※写真=撮影した全天球画像を平面図に置き換えたもの(提供:リコー、JAXA)