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2019.10.23

WING

ピラタス、新単発ターボプロップPC-12NGXローンチ

P&WカナダのPT6Eシリーズ搭載、客室はBMWがデザイン

 ピラタスは10月22日(米国ラスベガス現地時間)、単発のターボプロップ機であるPC-12NGXをローンチしたことを発表した。同機は1700機以上の納入を達成したPC-12の派生機で、プラット&ホイットニーカナダ社製のターボプロップエンジンであるPT6E-67XPを搭載。このエンジンはFADECを含む電子プロペラおよびエンジンコントロールシステムを備えていることが特徴だ。さらに、新設計のプロペラの低速モードは客室内の騒音を大きく低減することができるとしている。ちなみに、PC-12NGXの最大巡航速度は時速537km(290KTAS)。
 ピラタスによれば、同機のプロトタイプは2017年12月に初飛行を達成。600時間以上もの飛行試験を重ね、欧州、米国、カナダでの認証を取得しており、その認証は今年10月14日に取得したばかり。

 

ヒューレット・パッカードCEOらが早速発注

 

※写真=ピラタスが市場に投入した新型の単発ターボプロップ機PC-12NGX(提供:ピラタス)

Introducing the new Pratt & Whitney PT6 E-Series engine. It is the first turboprop engine in general aviation to offer a dual-channel integrated electronic propeller and engine control system, pushing innovation to a new level.

※写真=エンジンにはプラット&ホイットニーカナダのPT6E-67XPを搭載する(提供:プラット&ホイットニー)