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ピラタス、新単発ターボプロップPC-12NGXローンチ
P&WカナダのPT6Eシリーズ搭載、客室はBMWがデザイン
ピラタスは10月22日(米国ラスベガス現地時間)、単発のターボプロップ機であるPC-12NGXをローンチしたことを発表した。同機は1700機以上の納入を達成したPC-12の派生機で、プラット&ホイットニーカナダ社製のターボプロップエンジンであるPT6E-67XPを搭載。このエンジンはFADECを含む電子プロペラおよびエンジンコントロールシステムを備えていることが特徴だ。さらに、新設計のプロペラの低速モードは客室内の騒音を大きく低減することができるとしている。ちなみに、PC-12NGXの最大巡航速度は時速537km(290KTAS)。
ピラタスによれば、同機のプロトタイプは2017年12月に初飛行を達成。600時間以上もの飛行試験を重ね、欧州、米国、カナダでの認証を取得しており、その認証は今年10月14日に取得したばかり。
ヒューレット・パッカードCEOらが早速発注
※写真=ピラタスが市場に投入した新型の単発ターボプロップ機PC-12NGX(提供:ピラタス)
※写真=エンジンにはプラット&ホイットニーカナダのPT6E-67XPを搭載する(提供:プラット&ホイットニー)