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2019.10.28

WING

日豪防衛相、中東派遣体制など意見交換

有志連合参加の豪軍など協力、安全確保へ

 河野太郎防衛大臣は10月25日、オーストラリアのレイノルズ国防大臣と電話会談を行い、二国間の防衛協力および中東などの国際情勢について意見交換を行った。この意見交換について河野大臣は会見で、日本による中東への新たな自衛隊派遣の検討内容など説明したとして、レイノルズ国防大臣からは米国主導の有志連合(IMSC)に参加している現状や、予定される参加形態について意見交換したとのこと。また、「武士道ガーディアン」など共同訓練について話し、今後の防衛協力のあり方など意見交換を行ったと説明した。
 河野大臣は、レイノルズ国防大臣からIMSC参加に当たって、豪軍からP-8哨戒機をすでに派遣していて、さらに艦艇を今後送り出す参加形態について説明を受けたという。その上で自衛隊と豪軍は、それぞれ部隊間で技術的なことなど情報交換を可能とするよう議論した。また、日本がIMSCへ参加せずに中東地域への派遣を検討することについて、特にネガティブな反応はなかったという。日本としては、独自の立場でアセットを送り出していくことになるため、ペルシャ湾、ホルムズ海峡での船舶の安全の確保を目指し、沿岸国など様々な国と情報交換を行っていくとした。

 

河野防相、中東関係者と積極会談
人間関係の早期構築、フランクに意見交換