ウイングトラベル
HIS、来年8月めどに持株会社制に移行へ
経営戦略機能強化と意思決定の迅速化を実現
エイチ・アイ・エス(HIS)は10月25日に開催した取締役会で来年8月1日をめどに持株会社体制に移行するために11月1日付で準備会社を設立することを決めたと発表した。新体制への移行により、持株会社はグループ全体のマネジメントに特化し、旅行業を始めとした各事業を行う組織と分離する。これにより、HISグループの経営戦略機能の強化や意思決定の迅速化、グループシナジーの最大化につなげる。
持株会社への移行にあたり、準備会社である「新エイチ・アイ・エス(新HIS)」を設立する。準備会社の資本金1億円で代表者はHISの澤田秀雄会長兼社長が就任する。持株会社体制への移行方法としては、現在のHISを吸収分割会社とし、新HISが吸収する形とし、HISが上場を維持したまま持株会社体制に移行する予定。
なお、新体制の移行については来年1月下旬に開催予定の定時株主総会での承認と必要に応じ関係官公庁の許認可が得られることを条件に実施する。