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JAL、成田-サンフランシスコ線をデイリーで新設
成田ハブ強化でウラジオ線とベンガルール線開設、グアムも増便
日本航空(JAL)は、2020年度夏ダイヤにおいて、成田空港を発着する国際線ネットワークを拡充する。新たに成田-サンフランシスコ線の運航を3月29日からスタートすることを決めた。さらに、既に発表済みの成田-ウラジオストク線の就航日は2月28日に、そして成田-ベンガルール線は3月29日から運航を開始することをそれぞれ決めた。加えて成田-グアム線を7月1日に増便することも発表した。
新たに就航を決めた成田-サンフランシスコ線はデイリーで週7往復便で運航する。JALは現在、羽田-サンフランシスコ線を運航中で、成田線を加えることで東京-サンフランシスコ間をダブルデイリーで運航する体制が整う。
JALによれば、成田-ベンガルール線をはじめとするアジア路線との乗り継ぎに便利なダイヤ設定とすることで、北米-アジア間を往来する旅客が利用しやすくする狙いがあることのほか、成田空港のハブ機能を向上させたいとしている。
成田-ウラジオストク線は2月28日から運航を開始するが、運航開始から3月28日までの間は週3往復便で運航する。3月29日以降の夏ダイヤからは週7往復便で運航することを計画中だ。JALは日本からわずか2時間あまりで訪れることができる異国情緒に溢れたウラジオストクの魅力を感じることができるようにしたいとしており、運航ダイヤの設定にあたっては旅程の初日から現地を最大限味わうことができるスケジュールとしたことを明かした。
また、成田-ベンガルール線は週7往復便で運航する。ベンガルールはインドのシリコンバレーとして注目され、IT産業や自動車産業などが盛んなインド南部の都市。新たに開設することを決めた成田-サンフランシスコ線を使うことで、日本と北米を往来する旅客の需要を取り込むことを目指す。
さらに、7月1日に増便することを決めた成田-グアム線は、新たに週7往復便増便して、ダブルデイリーで運航することになる。JALは今年7月から、旺盛なグアム線需要に応えるために機材を777-200ERに大型化している。
※写真=JALは成田-サンフランシスコ線に新規就航する。羽田便とあわせて東京-サンフランシスコ間を週14往復便に強化。ウラジオストク、ベンガルールの新規就航、そしてグアムの増便により成田ハブを強化する