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2019.10.31

ウイングトラベル

ヴァージン・オーストラリアが日本初就航

来年3月から羽田−ブリスベン線を毎日運航
 
 ヴァージン・オーストラリア(VOZ)は10月29日、豪州国際航空サービス委員会(IASC)から羽田空港の発着枠を正式に獲得し、来年3月29日から羽田−ブリスベン線をデイリーで新規就航すると発表した。新路線は全日空(ANA)とコードシェア運航を実施する。
 羽田−ブリスベン線の機材はエアバス330−200型機を使用する。飛行時間は往復とも9時間となる予定。フライトスケジュールの詳細は現時点では未定となっているが、シドニーを始め国内線への接続に配慮するよう調整するとしている。また、羽田線の就航にあわせて同社は日本市場向けの機内食や機内エンターテインメントでの日本語コンテンツを用意する。さらに日本語に対応可能な客室乗務員を少なくとも1人搭乗させるとしている。
 同社のポール・スカラーCEOは日本路線の就航を受けて「競争力ある価格や受賞歴のあるサービスを始め、ヴァージンならではのフライト体験を日本に提供することができうれしく思っている。羽田−ブリスベン線をデイリー運航することにより、日本からはこれまでより10万人多くオーストラリアを訪問できるようになる。また、ANAとの相互コードシェアやマイレージプログラムを開始することで、ポイント還元などの利益を享受できるだけでなく、オーストラリアや日本国内へのシームレスな乗り継ぎも実現できる」とコメントしている。
 

 

 クイーンズランド政府も新規就航を歓迎
 観光大臣「3年間で2.5億豪ドルの経済効果」

 
 今回のヴァージン・オーストラリアによる羽田−ブリスベン線の新規就航決定を受け、クイーンズランド州の観光関係者も歓迎の意を表明している。同州のケイト・ジョーンズ観光大臣は「新路線就航により、日本からブリスベンへの座席数が年間10万席増え、今後3年間で2億5400万豪ドル(約185億円)の経済効果が見込まれる。今回の就航によりビジネス、レジャー、教育などのあらゆる旅行者が訪れ、州観光業の大きな増大につながる」とコメントした。
 

 

※写真=ヴァージン・オーストラリアが羽田−ブリスベン線の就航を決定した