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そうりゅう型潜水艦12番艦「とうりゅう」が進水
艦名は加古川の名勝「闘龍灘」に由来
海上幕僚監部は11月6日、海上自衛隊の「2016年(平成28年)度計画潜水艦」の命名・進水式を川崎重工業・神戸造船所で執り行った。そうりゅう型潜水艦の12番艦となる「8127号艦」は、「とうりゅう」と命名され、無事進水。今後は装備品の取付けや試験航海を行ない、2021年3月ごろの就航を予定しているとのこと。なお、そうりゅう型の調達はこの「とうりゅう」で終わり、今後は現在建造が進む「2017年(平成29年)度計画潜水艦(8128号艦、3000トン型潜水艦)」の調達に移行する。
「とうりゅう」はそうりゅう型潜水艦の中でも後期型で、従来の鉛蓄電池に代わりリチウムイオン電池を積んだ海上自衛隊潜水艦でも2番目の潜水艦。乗員は約65名で基準排水量は2950トンとなっている。なお、女性自衛官の乗り込みは現在のところ予定されていない。
「とうりゅう」の名称は「闘龍」と書き、兵庫県・加古川の名勝「闘龍灘」に由来し、荒々しく戦う龍を意味するとのことで、募集結果および各種検討を踏まえて河野太郎防衛大臣が決定・命名したとのこと。