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防衛省、第3回補助金関係計画で132億円配分へ
沖縄へ最多の18億円、北海道へ13億円など
防衛省はこのほど、第3回の令和元年度補助金関係の計画を発表した。この計画で配分する補助金は、新規2件、継続38件の合計132億2000万円。都道府県別で最も多い沖縄県は、新規2件、継続7件で、18億7700万円の補助金を配分する。これに続くのは、北海道の13億9000万円、青森県の12億3000万円、東京都の10億200万円となった。
この補助金は、在日米軍施設や防衛施設による影響や障害に関するもの。それら影響を防ぐため、各地域が取り組む事業を支援することで、防衛施設と周辺地域との調和を図ることを目的としている。
最も多い沖縄県では、新規2件を含む7件が一般防音の騒音防止対策事業だった。嘉手納飛行場および普天間飛行場の小中学校、保育園が対象となった。最も高額となったのが特定防衛施設周辺整備調整交付金で16億6900万円と、全体のほとんどを占めるかたちとなった。嘉手納飛行場、嘉手納弾薬庫地区、伊江島補助飛行場、普天間飛行場などの防衛施設に関連する18市町村を対象に交付する計画だ。