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2019.11.13

WING

ジャムコ、東京航空局に改善措置を提出

出荷済み製品、図面通り製造され安全性に影響なし

 不適切な検査事象が製造工程において発生していたジャムコは11月12日、東京航空局に業務改善命令に対する改善措置を提出した。本来であれば9月17日までに提出するべきだったが、第三者委員会に依る調査が継続中だったとして、9月17日の段階では中間報告を提出したのみだった。ジャムコは第三者委員会からの調査報告書を、去る10月17日に受領。その内容を踏まえた措置報告を、11月12日に東京航空局に行った。
 再発防止策としては、法令や規程などの遵守に係る安全意識の再徹底及びコンプライアンス教育の実施のほか、安全管理体制および業務実施体制の抜本的な見直し、さらには認定事業場以外の内装品グループ全体の業務においても、同様の再発防止策を実施することを決めた。
 なお、ジャムコによると、不適切事案に関わる出荷済み製品は、部品製造を行った委託先より提出された品質記録・材料証明、製品の出荷に至るまでのプロセスを確認した結果、図面のとおりに製造されていたことが確認できたとのこと。これにより、安全性に影響がないことが確認できたとしている。

 

なぜ不適切検査が横行したのか?
業務量と応需能力噛み合わず

 

現場の声を吸い上げるシステムを構築
資源管理体制の見直しやなりすまし防止も