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ADMMプラス、日米韓防衛相会談もGSOMIA期限迫る
河野防相、韓国側へ「賢明な対応」、議論平行線
河野太郎防衛大臣は11月17日、タイで開かれた第6回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)に参加して、関係各国の国防相と会談を実施。特に日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の期限が23日に迫る中、日米韓の3ヵ国会談および日韓会談の行方が注目された。しかし、河野大臣は会談後の会見で「3ヵ国の重要性を再確認した」として、韓国側には「賢明な対応が必要だ」と述べたという。GSOMIA関係の明確な回答なく、協議は平行線に終わったと見られる。
河野大臣は3ヵ国会談で、マーク・エスパー米国防長官、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防部長官と防衛大臣会談を行った。会談では、北朝鮮を含む安全保障上の課題を協議したとし、それとともに日米韓3ヵ国の防衛協力を促進させる方策を議論したとのこと。この会談で「北朝鮮問題で忌憚のない意見交換ができたことは、非常に有意義」だと意見を述べ、さらには「日米韓3ヵ国の重要性を再確認したことは良かった」と説明。今後も3ヵ国による防衛協力を推進する考えを示した。
しかし、情報共有に関するGSOMIAの具体的な話には言及しなかった。情報共有の方法については「様々な方法があろうかと思う」と説明。河野大臣は、韓国側へ日韓の連携や、日米韓の連携のため「賢明な措置をとる必要があることは申し上げた」として、日米韓防衛当局間での連携について「維持・強化を図ることが重要だという認識は一致していると思う」と述べるに留めた。米国側や韓国側の意見には言及しなかった。またGSOMIAについて、日本側から言及しなかったことを強調。あくまで韓国側が判断するべきことだとした。
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