ANA、機内・空港ラウンジ提供ワインを新たに選定

季節ごと選定で幅広く料理に合わせて取り揃える

　全日本空輸（ANA）は11月18日、2019年12月から機内および空港ラウンジで提供する新たなワインセレクションの銘柄を決定し、都内ホテルで発表会を行なった。
　今回のワインセレクションは、従来の1年間通して提供できるワインを中心に選定するのではなく、機内食と同様に季節に合わせたワインを選定しており、2000年世界最優秀ソムリエを受賞したオリヴィエ・プーシェ氏、国内外のコンクールで活躍し日本のワイン界をリードし続けるコンラッド東京 エグゼクティグソムリエの森覚氏のアドバイスのもと、世界15ヵ国、約2000銘柄から書類審査やブラインドテイスティングを通して62銘柄のワインを選定した。
　ファーストクラスにはボルドー格付け第2級シャトーの「シャトー・コス・デストゥルネル 2008」や日本の「ソラリス 信州千曲川産メルロー 2016」をはじめとする世界各国からの選りすぐりのワインを提供。また、ビジネスクラスには定番ラインナップにポートワインを加えて、食後の余韻を楽しめるようにしたほか、9月就航のパース近郊のワイナリーで醸造した白ワインを選定した。
　国際線プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスでは、オリヴィエ・プーシェ氏監修のオリジナルワインを第2弾として新しくブレンドして提供している。ちなみに、一部のワインは9月から先行して提供している。
　発表会では冒頭に、ANA CEマネジメント室商品企画部の原雄三部長が挨拶し、今回選定したワインについて、「我々は3ヵ月ペースで食事等を切り替えるので、ワインもそれに合わせて調達できないか」として、調達時期等も検討してきたと説明。それだけに、「12月に提供するワインは、今まで以上にワイン通の方にもご満足いただけるはず」と自信を見せる。そして、「（利用者に）ワインと食事のマリアージュをしっかり楽しんでもらい、機内をより彩り豊かなものにして頂けたら」と語った。

※写真＝ANAは12月から機内・空港ラウンジで提供するワインセレクションの銘柄を新たに選定した

※写真＝発表会冒頭で挨拶するANA CEマネジメント室商品企画部の原雄三部長

※写真＝選定したワインを説明するコンラッド東京 エグゼクティグソムリエの森覚氏（左）とワインと料理のマリアージュについて説明するANAケータリングサービス執行役員で総料理長の清水誠氏

※写真＝ANA国際線ファーストクラスとビジネスクラスで提供するワイン

※写真＝ANAラウンジで提供するワイン