エムティーアイ、航空気象システム「ARVI」販売を開始

気象情報考慮した最適なフライト計画やルート検索を支援

　天気総合情報サイト『ライフレンジャー天気』やゲリラ豪雨検知アプリ『3D雨雲ウォッチ』などを提供するエムティーアイが、航空気象分野の事業を本格化する。航空気象システム『ARVI（アーヴィー）』を開発することに成功し、使用事業者や航空会社を含めた国内外の需要を取り込む計画だ。現在は日本の気象情報にのみ対応しているが、これを2020年中に世界対応とすることで、世界市場へと打って出る。
　エムティーアイによると、これまで『ARVI』は国内のエアラインにおいて実証を行っていたとのこと。試験運用を経て、去る11月14日に本格的に市場への提供を開始した。
　その『ARVI』は運航に重大な影響を与える可能性のある雨雲や雪、風、火山、台風など、様々な気象・災害情報を一つの画面で確認することができるシステム。これを活用することで、気象状況を考慮したフライトプランやルート検索など、航空会社の安全運航を支援することができる。

※画像＝エムティーアイが航空気象システム「ARVI」を販売。これまで国内のエアラインで実証を行っていたが本格的に市場へと打って出る。既に世界市場も視野に入れている（提供:エムティーアイ）