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2019.11.21

WING

TKK、5Gドローンとスマートグラスで遠隔ビル外壁点検

 TTKは去る11月13日、第5世代移動通信方式(5G)を活用したドローン・ARスマートグラスによる遠隔ビル外壁点検の実証実験に成功した。この実証実験はサン電子、NTTコムウェア、スプラッシュトップ、NTTドコモ東北支社らと協力して実施したもの。
 実証実験ではTTKのドローンを活用したビル外壁点検において、ドコモが提供する5Gを活用。サン電子のARスマートグラス「AceReal One」、NTTコムウェアのドローン情報取得・表示ソフトウェア「KnowledgeMap(R)xR」、そしてスプラッシュトップのクラウド型リモートデスクトップサービス「Splashtop」を組み合わせた。
 作業現場におけるドローンカメラ映像や各種飛行データ、ドローンを操縦する点検作業者視点からの映像を遠隔地の管制センターへリアルタイム送信。それらの情報を基に管制センターから作業現場への指示や各種マニュアルのAceReal One画面上への表示まで行ったという。
 さらに、サン電子の業務支援アプリケーション「AceReal Apps」のサーバー機能を、「ドコモオープンイノベーションクラウド」上に構築することで、より低遅延・セキュアな環境での実験を行ったことも明らかにした。

 

※写真=実証実験の様子(提供:TKK)