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2019.11.22

WING

ノースロップ、RQ-4Dを大西洋横断フェリーフライト

NATO向け地上監視型グローバルホーク、22時間かけイタリアへ

 ノースロップ・グラマンは11月21日、北大西洋条約機構(NATO)の地上監視システム(AGS:Alliance Ground Surveillance)用のRQ-4Dグローバルホークが大西洋横断してのフェリーフライトに成功したと発表した。
 RQ-4Dは米空軍の地上監視型グローバルホークRQ-4B ブロック40をベースとしてNATO仕様に開発したもの。今回フェリーしたRQ-4Dは、NATO加盟国共同での地上監視システム構築のため、2012年5月にシカゴで開催されたNATO首脳会議でNATO加盟13ヵ国間で署名したRQ-4D 5機の調達計画における最初の1機となる。
 RQ-4Dは、11月20日に米国カリフォルニア州のパームデール空軍基地を現地時間10時に離陸して大西洋を横断。約22時間後、NATO高官らが出席する中、イタリア・シゴネラ空軍基地に着陸したとのこと。
 NATOではRQ-4Dがシゴネラ空軍基地に到着次第、機能の検証テストを行なうとしており、RQ-4Dの初期運用能力獲得を2020年前半に予定しているとのこと。

 

※写真=約22時間飛行してシゴネラ空軍基地に着陸したRQ-4D(NATOホームページから引用)