ウイングトラベル
KTO、韓国観光ブランドの新広告を発表
日本人モデル起用、20〜30代女性へ4テーマ
韓国観光公社(KTO)は、東京支社50周年の記念パーティに先駆けて、韓国観光ブランドの新広告発表会を開催した。従来のような韓流スターを起用した全世界共通のグローバルプロモーションとは一線を画し、日本人モデル2名を起用した日本独自のプロモーションを展開する。20〜30代の女性をターゲットに、よりカジュアルに日常の関心の延長として韓国旅行を気軽に楽しんでもらおうと、「フォトジェニック」「レトロ」「グルメ」「メイクオーバー(イメチェン)」の4つのテーマで、韓国の「コラボ旅」を提案する。第3次韓流ブームで20〜30代女性の韓国人気は急上昇しており、KTOの調べでは10代後半から30代以下で訪韓日本人旅行者数の約50%のシェアを占める。この世代に直接アピールすることで、訪韓需要のさらなる成長につなげたい考えだ。
※写真=韓国観光ブランド広告発表会。KTOの安栄培社長(中央)、ウ・ヨンヒ ブランドマーケティングチーム長(右)、鄭辰洙KTO東京支社長(左)
安KTO社長「新広告は日本人誘致目標に寄与」
今年は320万人超を予測、20年目標は策定中
冒頭あいさつした安栄培(アン・ヨンベ)KTO社長は、「本日はKTO東京支社開設50周年を記念するイベントが開催される意義深い日。その記念の日に、新しいモデルを活用した韓国観光広告をお披露目できるのを大変うれしく思う」とした上で、「今回の広告は2003年の韓流ブームとともにスタートした観流スターを活用した広告コンセプトとは異なり、日本人のモデルが出演する広告として、SNSでの話題の共有など波及効果を期待している。新広告は訪韓日本人旅行者数の誘致目標に大きく寄与するものと期待している」と期待感を表明した。
訪韓日本人旅行者数について、安KTO社長は、「2019年は現状の予想として、320万人を超えるのではないかと期待している」との見方を示した。また、来年2020年の日本人誘致目標については、「マーケティング計画を策定中の段階」として、「より具体的な数字については、次の機会に話せると思う」と説明した。
旅行はもはや大イベントではなく一つの日常に
ウ・ヨンヒ氏、日常の関心と韓国のコラボ旅
フォトジェニック、レトロ、グルメ、ターンオーバー
4つのテーマで広告展開、ウィットに富んだ表現
10代後半から30代以下が訪韓客の50%占める
20代は約25%程度、好感度36〜40%と高く
新広告モデルに石坂友里さんと吉田沙世さん
※写真=新CMに起用されたモデルの石坂友里さん(右)と吉田沙世さん(左)