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2018.06.01

WING

ANAHD、「攻めのIT経営銘柄」に選定

主要テーマ銘柄3つめに、積極的なIT基盤変革評価

 ANAホールディングス(ANAHD)はこのたび、経済産業省および東京証券取引所によって、空運業の中から「攻めのIT経営銘柄」に選定された。ANAHDはすでに「なでしこ銘柄2018」、「健康経営銘柄2018」に選定され、3つの主要テーマ銘柄に選定されたことになる。
 このテーマ銘柄は、経産省と東証が共同で企業価値向上に関する新たな視点を提供するために設けたもの。特にANAグループとして3つの取組みが高評価となった。その1つがタブレットによる乗員自身が操縦したフライトを確認できる動画の導入で、機体のセンサーなどによって集積したビッグデータを基に飛行状況を再現できるようにしたもの。
 2つ目は、日本の伝統工芸を世界に届ける越境ECサイト「WAYO」。WiL社と開設した同サイトでは、ANAグループの海外ネットワークや顧客基盤を活用して、伝統工芸品産業の振興や、地方創生への貢献を図り、社会・知的・経済の価値創造を実現する。
 3つ目は、技術面での老朽化・複雑化したシステム刷新への取組み。ANAグループでは、国際線システムのクラウド移行、ITインフラの仮想化など、IT基盤の変革を積極的に取り込んで、俊敏性やITコストの大幅な削減を進めている。さらに利用者の情報基盤整備と、デジタル技術の活用によって、必要な情報を最適なタイミングで発信して、快適な旅行体験を提供している。