フランス、ワインツーリズム推進への活動強化

「ワインツーリズム大賞」創設、関係者来日

　フランス観光開発機構がワインツーリズムのさらなる強化に向けて新たな取り組みを開始した。今年、フランスのワイン雑誌と共催でワインツーリズムの素材を提供するワイン生産者を表彰する「ワインツーリズム大賞」を創設した。そうした中、日本でもフランスのワインツーリズムの魅力をより浸透させ、観光客誘致につなげるためにこのほど金賞受賞者と、受賞者が所属する地方や県の観光局プロモーション担当者が来日し、フランス大使館で旅行業界関係者に対してプレゼンテーションを行った。
　フランスの観光分野においてワインツーリズムは重要なファクターの1つであるとともに、近年目覚ましい発展を見せている。そうした中でフランス国内外の旅行者の需要にあわせながら日々ワインツーリズムの素材を提供するワイン生産者の努力や創意を讃えるという意味合いからワインツーリズム大賞を創設することとした。

　日本の旅行業界にワイン観光の魅力を訴求
　最新情報を提供、日本の酒造事業者との交流も

　金賞を受賞したワイナリーには日本へのビジネストリップが贈られ、今回の来日となった。今回のミッションでは旅行会社向けのプレゼンテーションだけでなく、長野県の軽井沢町や仙台市のワイナリーや日本酒の酒蔵を訪問し、ワインや酒蔵ツーリズムに関する情報交換を行った。

※写真＝フランス大使館でワインツーリズム大賞などについて紹介するブリジット・ブロック フランス観光開発機構、ワインツーリズムクラスター副会長

※今回来日した、ワインツーリズム大賞の金賞受賞者