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那覇空港第2滑走路、来年3月26日に供用開始へ
新管制塔1月15日から運用、さらなる利用者拡大へ
国土交通省航空局は、那覇空港で整備中の第2滑走路について、予定どおり来年3月26日に供用を開始する。さらに第1滑走路と第2滑走路の間に整備している新管制塔については、新滑走路の供用開始に先立って、1月15日から慣熟運用を開始することを明らかにした。年内には灯火整備、来年2月には誘導路の接続整備が完了する見込み。供用開始に向けた準備が着々と進んでいる。
那覇空港の第2滑走路は、国内外からの人流・物流の増加に伴い、空港容量が限界に到達すること、さらには同空港におけるさらなる沖縄振興を図るため、2013(平成25)年度から滑走路増設事業を開始した。供用開始日の2020年3月26日は、当初予定どおりで、順調に工事が進捗したところ。今後は、残った工事、無線施設などの検査、航空法の手続、航空会社などへの周知を行って、供用開始となる計画。
現在のところ、滑走路整備事業としては、誘導路の接続や灯火設置などの整備が残っている。この誘導路の接続整備が必要なのは、第1滑走路の平行誘導路と、第2滑走路へ垂直に伸びる誘導路の結節点だ。灯火の整備については、年内に完了を予定しているため、誘導路の接続を来年2月に整備することで、那覇空港における滑走路整備事業はおおむね完了することになる。その後、フライトチェック機による無線施設などの検査を実施するほか、航空路誌(AIP)による航空会社への情報提供などを3月26日までに完了して、第2滑走路の供用開始を待つことになる。
第2滑走路の供用開始に伴って整備した新管制塔は、・・・
※図=第2滑走路整備後の那覇空港(提供:航空局)
※写真=1月から運用を開始する新管制塔(提供:航空局)