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陸自RDEC(ウガンダ)要員が帰国報告
重機操作等を教育訓練、教官・助教要員も育成
防衛省では11月26日、ウガンダで重機操作や整備などの教育訓練の教官団として派遣していた陸上自衛隊のRDEC要員が、河野太郎防衛大臣と湯浅悟郎陸上幕僚長に帰国報告を行なった。
河野大臣は教官団長の藤堂康次2等陸佐の帰国報告を受け、「お疲れさまでした。非常に良い訓練だったと聞いている。自衛隊の皆がしっかりと国際協力を実現していることを本当に誇りに思う」と述べた。また、湯浅陸幕長は「ご苦労様。お帰り」と隊員を迎え、「諸君等の活躍は聞いていた。本当にご苦労様だった」と述べて、その苦労を労うとともに、健康状態を確認するなど隊員を気遣い、談笑した。
河野大臣への帰国報告後の懇談では、現地での活動の様子を撮影した動画を鑑賞。携帯通訳機のポケトークを使って意思疎通を図っている場面を見た河野大臣から「現地で使っている言語は」といった質問や、動画内での修了試験の様子を見て「試験に合格するとどの様な資格が貰えるのか」といった質問をして、隊員の説明に熱心に耳を傾けていた。また、陸自教官団の現地での住環境や休日の行動などを聞いて、隊員が苦労や不便をしていない赤を確認していた。
さらに、藤堂2佐は河野大臣との懇談の中で、「教官・助教要員も育てたいという思いもあった」と述べ、今回の教育訓練では過去の教育訓練での優秀者2名をアシスタントとして運用したことを話した。この2名には、教官・助教要員としてのスキルを付与するため、教官団が持っている学科資料や実技試験の実施要領、検定の評価チェックリストを与えて、一緒にチェックすることで、教官・助教要員として育てたことを説明。最終的には、ウガンダ軍の司令官に対し教官・助教としての資格を持っているという推薦状を渡したとのことで、今後ウガンダ軍での教育などで、「(教官・助教として)是非活躍してもらいたい」と思いを明かした。
※写真=陸自RDEC(ウガンダ)要員が帰国報告。現地での活動の様子の動画を見る河野大臣
※写真=湯浅陸幕長への帰国報告後の懇談の様子
※写真=重機操作訓練の様子
※写真=河野大臣は現地での活動について盛んに質問した