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2019.11.27

WING

ADO中間期、純利益66.8%増の23億6600万円

臨時便や767-300ER2機導入など生産量拡大が寄与

 AIRDO(ADO)が11月26日に発表した2020年3月期中間決算によると、その中間純利益が前年同期比ベースで66.8%増加した23億6600万円と大幅に拡大した。営業収入はコードシェアによる座席販売分を含めて7.1%増加した253億3700万円と増収。損益面でも、本業の儲けを示す営業利益は24.3%増えた36億6900万円、経常利益が34.5%増加した34億5600万円となるなど、好調に推移した。
 ADOによると、費用面では増便による生産量の増加に伴って直接運航経費が増加したとして、事業費が5.1%増加した194億2200万円となった。販売費及び一般管理費は、営業関連費用の増加などにより0.8%増加した22億4500万円となり、営業費用としては4.6%増加した216億6700万円となった。
 ADOは2019~2023年度を対象とする中期経営戦略を新たに策定しており、同中期経営戦略の下で、運航品質の改善やサービスの向上など、多角的な観点から取り組みを進めた。
 なかでも運航面では今年3月の導入に続き、9月にも「北海道の自然」を表現したオリジナルのシートカバーやUSB電源などを採用した767-300ER型機を1機追加導入。機内品質の向上を図ったほか、札幌-羽田線をはじめとした羽田空港発着路線に投入することによる提供座席数の増加や、予備機材としての活用による定時性向上や欠航率の低下などを図った。

 

通期業績見通しを上方修正

 

※写真=ADOの中間決算が好調。通期の業績予想も上方修正した