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2019.11.28

WING

VAIO、深セン科比特航空科技とドローンで共同事業検討

日本国内の市場開拓へ、日本向け機体開発も視野

 パソコンの製造・販売を手がけるVAIO(長野県安曇野市)は11月28日、中国の深センに本社を置く産業用ドローンメーカーである深セン科比特航空科技有限公司との間で、日本国内の産業用ドローン市場における事業創造に向けた事業検討を開始したことを発表した。
 VAIOによれば、この協業の狙いは深セン科比特航空科技が有する産業用ドローンの機体開発・製造に関わる豊富な経験と実績、VAIOが持つPC・ロボットなどの商品企画、開発・生産・品質管理およびマーケティングノウハウを組み合わせることによって、日本国内における顧客・サービス基盤とのシナジーを創出すること。深セン科比特航空科技の既存機体をベースにした事業創造の可能性を検討するという。
 さらに、将来的には日本市場の用途に合わせた機体などの商品企画、開発も協業の視野に入れるなど、幅広く協業検討を行っていく方針だ。
 VAIOは現在、パソコンの製造・販売に留まらず、ロボットやIoTの領域でビジネスを展開しており、ドローンにおいても、既に国内での量産に携わっている。なかでもエアロネクストとの協業において。エアロネクストの独自技術である重心制御技術「4D GRAVITY」を搭載した原理試作機の製造を行っていた。