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ヤマサクラ77(日本)は日米約6600名規模で実施
着上陸に加え、新領域含む複数領域での作戦要領訓練
陸上幕僚監部は11月28日、「令和元年(2019年)度日米共同方面隊指揮所演習(日本)(YS-77)」(通称:ヤマサクラ)を12月3日から16日までの間、参加部隊などの所在する朝霞駐屯地、健軍駐屯地、キャンプ・コートニーなどで実施すると発表した。
今回のYS-77(日本)では、自衛隊では陸上幕僚長湯浅悟郎陸将を統裁官に、東部方面総監小野塚貴之陸将、西部方面総監本松敬史陸将を演習部隊長として、陸上幕僚監部、陸上総隊、東部方面隊、西部方面隊、教育訓練研究本部、統合幕僚監部、海上自衛隊、航空自衛隊などから約5000名が参加。米軍からは、太平洋陸軍司令官ポール J. ラカメラ陸軍大将を統裁官に、第1軍団長ギャリー J.ヴォレスキー陸軍中将を演習部隊長として、太平洋陸軍司令部、在日米陸軍司令部、第1軍団、第40歩兵師団、第3海兵機動展開部隊などから約1600名が参加することとなっており、日米合わせて約6600名が参加する大規模指揮所演習となっている。また、豪陸軍とカナダ陸軍からオブザーバーが初参加するとのこと。
YS-77(日本)では演習の想定として、着上陸侵攻だけでなく、サイバー・電磁波領域といった新領域を含めた複数領域で、日米が共同して作戦を実施する場合の対処要領を訓練するほか、東部方面隊が首都におけるゲリラ・コマンドウ、テロ対処などを実施するとのこと。