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防衛省、米海兵隊の空中接触事故で追加説明を公表
練度・資格を再調査、上官の把握・関与を徹底
防衛省および外務省は11月29日、ここ数年在日米海兵隊で相次いだ空中接触および墜落事故について、米側に照会していた事故の調査結果を踏まえた是正措置の詳細などを確認できたため、その内容を改めて公表すると発表した。
今回追加説明したのは、2018年12月6日に発生した高知県沖での米海兵隊岩国基地所属のF/A18-D戦闘攻撃機とKC-130J空中給油機の空中接触・墜落事故について。また、2016年4月28日に発生した沖縄本島沖約270キロの公海上で起きた同じく岩国飛行場所属のF/A18-D戦闘攻撃機とKC-130J空中給油機の空中接触事故についても、具体的に是正措置の内容を確認できたとして改めて追加説明している。
乗員の練度不足と不適切な事故調査が要因
米国では是正措置として、2018年の高知県沖での事故では、事故機搭乗員が所要の資格を満たさずに夜間の空中給油を行なったこと、2016年の沖縄本島沖での事故では、事故機搭乗員の夜間の空中給油に関する練度が不足していたことが原因と説明。さらに、2016年の沖縄本島沖での事故調査が規定通り行なわれなかったことが、2018年の高知県沖での事故が発生した要因として挙げており、部隊でのより幅広い事故やインシデントに対する調査や対策を講じることとした。
このため、・・・
規律違反行為を調査し、行政・懲戒処分
部内医療部門と連携し、薬剤教育などを実施