ANAセールス、ブランド統合で旅行事業再設計

DP商品店頭販売開始、異業種との連携強化
　
　ANAセールスは12月3日、都内ホテルで旅行ブランド「ANAトラベラーズ」で新たに展開する商品やサービスに関する発表会を開催した。発表会ではダイナミックプライシング型のパッケージツアー商品（DP商品）を来年3月末（予定）から従来のWEB販売に加え、旅行会社店頭でも販売可能とする仕組みを導入すること。さらに「旅ナカ」サービスの新たな展開として、異業種と連携して旅行関連のアイテムを宿泊先でレンタルすることができる「ANA手ぶら旅行サービス」や誰かの役に立つシェアサービスを行うことでANAの旅行券を謝礼として贈呈する「ANAシェア旅」を始めとした新サービスを展開していくことを発表した。
　同社は昨年11月からANAの旅のブランドとして「ANAトラベラーズ」の展開を開始した。新ブランドの導入から1年経過し、取り組みを一段と加速。その一環として40年以上にわたって展開してきたパッケージ商品ブランド「ANAスカイホリデー」「ANAハローツアー」のブランド名称をANAトラベラーズに一新することを決めた。さらに来年4月以降はパッケージツアー商品の旅行代金100円ごとに1マイルが貯まる「ツアーマイル」を新たに導入することも決めた。

　海外、国内のパッケージブランドを統一
　宮川社長「安心と信頼に一層磨きかける」
　「旅×イノベーション」軸に新たな取り組み
　DP商品365日前から販売、間際需要の取り込みも
　プロが選んだ服やカメラを旅行先のホテルに用意
　「ANA手ぶら旅行サービス」新たにスタート
　綾瀬はるかさんが登場、新たな旅行体験PR

※写真＝ANAトラベラーズの新たな取り組みを紹介した関係者。写真左からANAセールスの宮川純一郎社長、女優の綾瀬はるかさん、ANAセールスの田部敏之旅行事業本部旅行戦略部部長