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2019.12.05

ウイングトラベル

年末年始海外旅行76.2万人と微増も過去最高

JTB調査 国内人数2%減、9連休も旅行費用減

 JTBは年末年始(12月23日〜1月3日)の旅行動向について、海外旅行人数は前年比0.3%の微増ながら76万2000人と過去最高、海外旅行平均費用は1.0%減の20万2000円と前年を下回ると予想した。出発日のピークは12月28日。一方、国内旅行人数は前年比2.1%減の2926万6000人、国内旅行平均費用は5.9%減の3万2000円と減少傾向にある。総旅行人数は2.0%減の3002万8000人、総旅行日数は0.2日減の3.6日で、今年の年末年始は9連休の取得も可能なものの、消費税の値上げ等により旅行費用を抑える傾向があり、消費額、日数ともにマイナスと予測した。

 

 韓国・香港減少、中国・台湾・東南アジア増加
 米本土・グアム・サイパン・豪州・欧州も好調

 2019年の海外旅行人数は、過去最高の2018年を上回るペースで、1-10月累計は6.9%増の1673万人。ただ、日韓関係の悪化、香港デモの影響で、10月1.0%増に伸びが鈍化している。
 日韓の旅行人数は訪日客は大幅に減少しているものの、訪韓客は9月までは増加傾向を示していたが、10月は14.4%減とマイナスに転化した。
 海外旅行人数の方面別では、日韓関係の影響で座席供給量が減少し、韓国、香港が昨年より大きく減少する一方で、中国、台湾、ベトナムなど、東南アジア各国が増加。また、座席供給量が増加している米国本土、欧州、オーストラリア方面なども増加すると予測した。

 

 国内旅行人数、旅行平均費用ともにマイナス
 景気と所得低迷、「夫婦のみ」が増加傾向

※JTB予測 年末年始旅行動向推計

※JTB予測 年末年始海外旅行人数推計