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2019.12.06

ウイングトラベル

ANAと三越伊勢丹、アバター専用店舗開業

期間限定、瞬間移動ショッピングが可能
人とロボット共生、「おもてなし」世界に発信

 ANAホールディングス(ANAHD)と三越伊勢丹は12月5日から24日までの期間限定で、東京・日本橋コレド室町3に、アバター専用店舗「avatar-in store」をオープンした。これは、先日ローンチしたアバターサービスを提供するためのプラットフォームと「avatar-in(アバターイン)」と、ANAHDが独自開発した普及型遠隔コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を用いたもの。実証実験でのオープンだが、ANAHDと三越伊勢丹は、世界初の瞬間移動ショッピングを可能とした。
 このストアでは、店舗利用者は「newme」を操作して店員との会話を楽しみながら買い物することができる。このため、ANAHDと三越伊勢丹は、百貨店のない離島などの地域在住者や百貨店に行きたくても行くことが困難な人にも、両社が大切にしている「おもてなし」を体験することが出来るとしている。実際、今回「avatar-in store」で取り扱うのは、三越伊勢丹と東京・京都・奈良・九州の国立博物館とのコラボレーションギフト31種類で、店員の説明が活きてくる様なストーリー性ある商品を選んだという。

 

※写真=東京・日本橋コレド室町3にオープンした「avatar-in store」

※写真=コミュニケーションアバター「newme」の操作

※写真=中央左から日本橋三越本店長の牧野伸喜三越伊勢丹執行役員、ANAHDグループ経営戦略室長の芝田浩二上席執行役員、ANAHDアバター準備室の深堀昴ディレクター