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2019.12.06

ウイングトラベル

★ルックJTB、20年度はヨーロッパ・ハワイを強化

JTBならではの価値提案、取扱人員7%増目指す

 JTBは海外パッケージツアー「ルックJTB」の2020年度上期商品を発表した。同社は日本人年間出国者数が2000万人突破が見えてきたほか、羽田や関西空港を中心に航空路線が増加する中で日本人の海外旅行マーケットにおける「ターニングポイント」を迎えていると指摘。そうした中で2020年度の商品展開については「JTBならではの価値の創出」「ニーズ多様化への取り組み」「ヨーロッパ・ハワイの強化」の3つを柱に据えて商品造成を行った。20年度は取扱額については19年度と同水準、取扱人員は19年度比7%増を目標に設定し、販売活動に取り組む。
 20年度はJTB全社で取り組む「グローバル・デスティネーション・キャンペーン」をヨーロッパに設定。レストランバスやリバークルーズのチャーターや周遊バス「JTBランドクルーズ」の商品拡充を行う。また、今年度キャンペーンを行ったハワイは今年度と同水準の取り組みを継続。新たな旅ナカ素材などの造成を行う。
 このほか、安全・安心への取り組みを強化。従来からの不測の事態による旅行中止に対する取消料免除や旅行中の遅延お見舞い金サービスに加えて、旅行出発間際に関するサポートの拡充を図った。

 

 出国者数2000万人超え「海外旅行の転換点」
 旅行需要多様化への対応強化、21年度以降の飛躍へ
 「ルックJTBおでかけ安心サポート」提供
 間際のキャンセルでも最大10万円を補償
 欧州はレストランバスやリバークルーズ船貸切
 JATAエリアスペシャリスト600人へ販売力強化
 「ハワイプライド宣言!」を展開
 オアフ島東部に新たな観光施設造成

※写真=2020年度の海外パッケージツアー商品の販売方針を説明するJTBの遠藤修一執行役員海外仕入商品事業部事業部長

※写真=JTBグローバル・デスティネーション・キャンペーンはヨーロッパで展開する