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NEC子会社、犠牲者情報管理・照合ソフトウェア事業買収
航空事故や災害など万一の事態の情報共有を迅速化
NECのデンマーク子会社であるKMDは12月5日、同国のプラスデータの犠牲者情報管理・照合ソフトウェア事業を買収したことを発表した。
NECによれば、大規模な地震や津波、航空機事故やテロ事件などが発生した際、犠牲者は複数の国籍にわたることが多いため、迅速かつ簡単に使用でき、また標準化された情報共有の方法が求められているとのこと。そうしたなかKMDが買収した+データ社のソフトウェアは、災害、事故、事件による犠牲者や行方不明者の様々な情報、例えば、歯科診療情報、DNA、指紋、レントゲン写真、顔写真などを管理・照合する機能を有しているとする。
このソフトウェアはこれまで、国際刑事警察機構(インターポール)やデンマーク、ノルウェー、オランダ、オーストラリア、南アフリカ、カナダ警察など世界25以上の機関で導入されており、様々な事案で使用されてきているという。
今回の買収によりKMDは、・・・