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川崎重工、787型機の1000号機目前部胴体が完成
川崎重工は12月16日、ボーイングが開発した787ドリームライナーにおいて、川崎重工が開発・製造を担当する前部胴体の1000号機目の胴体が完成したことを発表した。この1000号機目の前部胴体は今後、12月下旬にボーイングに納入する。
去る2005年から787型機の開発・量産事業を手掛ける川崎重工は現在、前部胴体のほか、主脚格納部、主翼固定後縁を担当。炭素繊維複合材(CFRP)による一体成形技術を手掛けるなど、かつてない新たな胴体づくりに挑んできた。ちなみに、同社が787プログラム向けに導入したオートクレーブは、世界最大の直径を有するものだ。